
日光への旅は、目的地に着いてから始まるものではありません。
浅草駅を出発するその瞬間から、特別な時間が流れはじめます。
今回乗車したのは、東武鉄道のフラッグシップ車両スペーシアX。
中でも人気の高いコックピットラウンジを利用しました。
スペーシアXは、食事を目的に乗るレストラン列車とは少し違い、
移動そのものを楽しむ「カフェ列車」という位置づけです。
浅草発、スペーシアXで非日常へ
浅草駅に滑り込んでくるスペーシアXは、従来の特急とは一線を画す存在感。
落ち着いた色調と洗練されたデザインに、これから始まる旅への期待が自然と高まります。
コックピットラウンジは、列車の最前部に位置する特別な空間。
運転席越しに前方を見渡せる席では、景色を「眺める」というより、
列車と一体になって進んでいく感覚が味わえます。

スペーシアXをイメージしたクラフトビール

ラウンジ利用の楽しみのひとつが、車内でいただけるドリンクとフードです。まず選んだのは、
スペーシアXをイメージして作られたクラフトビール「NIKKO LAGER」。
すっきりとした飲み口と程よいコクがあり、移動中でも重くなりません。
列車の上質な雰囲気とよく合い、「旅の始まりの一杯」にぴったりです。
スペーシアXのように、列車専用メニューが用意されている列車は他にもあります。
→ 全国のレストラン列車・カフェ列車一覧|食事と移動を楽しむ列車旅
続いて、
栃木県産いちご「とちあいか」を使用した
「STRAWBERRY SOUR ALE」。
ほんのり甘酸っぱく、フルーティーな香りが広がる一杯。
沿線の風景を眺めながら味わうと、日光の自然が少しずつ近づいてくるのを感じます。

列車で過ごす贅沢な時間
ドリンクに合わせて提供されているおつまみも、スペーシアX専用のもの。
移動中にちょうどよい内容。
量は控えめながら、「観光前に軽く楽しむ」「景色と一緒に味わう」ことを前提にした構成で、列車旅の満足度を静かに高めてくれます。
コックピットラウンジでは、車内の静けさと安定した走行音が心地よく、気づけば、ただ景色を眺めて過ごす時間そのものが贅沢に感じられます。
スペーシアX限定、酒粕バターサンドとコーヒーで締めくくり
旅の後半、最後にいただいたのは
スペーシアX限定の酒粕バターサンドとコーヒー。
酒粕の香りがほんのりと広がるバターサンドは、甘さ控えめで大人向け。
温かいコーヒーと一緒に楽しむと、移動時間がそのままカフェタイムに変わります。
コックピットラウンジの予約について(体験から)
コックピットラウンジは非常に人気が高く、予約難易度は高めです。
- 発売開始直後に埋まることが多い
- 特に週末・観光シーズンは早期完売しやすい
- ただし、ラウンジ利用であれば予約不要で購入できる商品もある
一方で、ほかの座席や時間指定がある商品は、事前予約のうえ、指定の時間に購入する必要があります。利用予定が決まっている場合は、早めの予約がおすすめです。
観光列車は、列車ごとに予約方法や難易度が異なります。
→ 観光列車・レストラン列車の予約方法まとめ|初めてでも迷わないコツ
「移動そのものを楽しむ列車旅」が好きな方には、こちらの列車もおすすめです。
→ 近鉄「あをによし」乗車記|京都・奈良を結ぶ観光特急の魅力
スペーシアXのように、移動時間を楽しめる列車は他にもあります。
→ はじめてのレストラン列車ガイド|失敗しない選び方と楽しみ方
日光旅は、移動から始まっている
スペーシアXのコックピットラウンジで過ごす時間は、単なる移動ではなく、旅の一部そのもの。浅草を出発した瞬間から、日光の空気、文化、そして特別感を少しずつ味わわせてくれる。
日光旅は、もう始まっています。列車に乗った、その瞬間から。


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