36ぷらす3に乗ってわかった魅力と注意点

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赤の路・緑の路 乗車記と、無理をしない旅の組み立て方

九州を一周する観光列車として知られる「36ぷらす3」。
曜日ごとに走るルートが変わり、すべて乗車すれば九州を一周できるという少し複雑で、でも惹かれる列車です。
今回、

  • 博多 → 鹿児島中央(赤の路)
  • 宮崎 → 別府(緑の路)

この2区間に乗車しました。
実際に乗ってみて感じたのは、36ぷらす3は「特別な人のための列車」ではなく、旅を丁寧に楽しみたい大人に向いた列車だということ。
一方で、切符の取り方やプランの立て方には正直、慣れが必要だとも感じました。
この記事では、実体験をもとに、

  • 乗車してよかった点
  • 指定席プランでも楽しめた理由
  • 個人手配とツアー、どちらが向いているか
  • 旅の余韻を壊さない宿の考え方

をまとめています。

36ぷらす3とは?|曜日ごとに表情を変える九州一周列車

36ぷらす3は、JR九州が運行するD&S列車(デザイン&ストーリー列車)です。
最大の特徴は、曜日によって走るルートが異なること。

  • 木曜:博多 → 鹿児島中央(赤の路)
  • 土曜:宮崎 → 別府(緑の路)
  • そのほか曜日ごとに別ルート

すべて乗れば九州を一周できますが、旅の都合に合わせて一部区間だけ乗ることも可能です。

博多 → 鹿児島中央「赤の路」乗車記

実際に乗って感じた36ぷらす3の魅力と雰囲気

木の内装で落ち着いた車内|団体がいても静かな印象

車内は木を基調とした内装で、全体的に落ち着いた雰囲気。
私が乗車した回では団体客もいましたが、騒がしさを感じることはほとんどありませんでした。
「大人向けの観光列車」という印象は、乗ってみて納得です。

ラウンジ車両と4号車マルチカーの使い勝手

特に印象に残ったのが、4号車のマルチカー。
座席に縛られず、景色を眺めたり、他の乗客と距離を保ちながら過ごせる空間です。
気ままに移動してラウンジ車両を楽しむ、心地良い旅のひとときです。

赤の路(博多〜鹿児島中央)に乗ってみて

博多駅での朝食と、指定席プランという選択

今回は食事付きプランに空きがなく、指定席プランで利用しました。
そのため、博多駅では朝ラーメンを済ませてから乗車。

結果的に、これが正解でした。
食事付きでなくても、工夫次第で満足度は十分確保できます。

車内ビュッフェと「旅する九州酒」メニュー

車内ビュッフェでは、九州各地のお酒が楽しめます。
日本酒の飲み比べセットは、移動時間を豊かにしてくれる存在でした。

東シナ海が続く車窓と、おもてなし駅の楽しみ

赤の路では、東シナ海の景色が長く続きます。
車窓だけでも、この列車に乗る価値は十分に感じました。

観光地でなくても記憶に残る、牛ノ浜駅の停車時間

おもてなし駅のひとつ、牛ノ浜駅。
たい焼きを片手に、地元の方のお見送りを受ける時間は、観光地とは違う温かさがありました。

緑の路(宮崎〜別府)は体験型の列車だった

畳敷きの6号車|靴を脱いで過ごす非日常

36ぷらす3で特徴的なのが、畳敷きの6号車。
靴を脱いで過ごす車両は珍しく、列車であることを忘れるような感覚になります。

嵐の後だからこそ見られた、川と海の色の変化

天候の影響で、川と海の色がくっきり分かれる景色を見ることができました。
同じ路線でも、毎回同じ景色ではないのが鉄道旅の面白さです。

秘境駅・宗太郎駅での下車体験

緑の路では、秘境駅・宗太郎駅での下車時間もあります。
静かな駅に降り立つ体験は、観光列車というより「旅」そのものだと感じました。

切符の手配は慣れないと難しい

ここは、実際に使ってみて感じた正直な点です。
36ぷらす3の切符は、
・発売開始前に予約ページで待機
・先着順
・キャンセル拾いが現実的
と、鉄道の予約に慣れていない人にはハードルが高めです。
ルートが曜日で変わるため、
・日程調整
・宿泊との組み合わせ
・乗り継ぎ
を自分で考える必要があります。
私は個人手配しましたが、「初めての人」「不慣れな人」には、正直、ツアーの方が楽だと思います。

個人手配とツアー、どちらが向いている?

個人手配は先着順|発売時間前の待機とキャンセル狙い

個人手配の場合、発売時間前から予約ページで待機する必要があります。
キャンセルを狙う根気も必要です。

旅行会社のツアー利用なら、移動の不安は少ない

36ぷらす3は個人手配も可能ですが、九州までの移動や宿泊を含めて考えると、
ツアーという選択肢も現実的だと感じました。
クラブツーリズムでは、36ぷらす3を組み込んだ九州周遊ツアーが不定期で企画されています。

クラブツーリズムのツアー

36ぷらす3は個人での切符手配がやや複雑なため、慣れない人はツアーを選ぶ方が楽です。
ただし、クラブツーリズムなどの列車旅ツアーは季節によって企画数に波があり、冬は取り扱いが少ないこともあります。
企画が出る時期を待って検討する、という選択肢もあります。

36ぷらす3の旅を壊さない宿の考え方

36ぷらす3の前後泊では、豪華さよりも駅からの近さと移動のしやすさを重視しました。

博多|都ホテル博多
▶ JR博多駅に隣接し、温泉も備えた|都ホテル博多の空室を確認する
鹿児島|ソラリア西鉄ホテル鹿児
▶ JR鹿児島中央駅に隣接し、桜島を望める|ソラリア西鉄ホテル鹿児島の空室を確認する
◆ 宮崎|JR九州ホテル 宮崎
▶ JR宮崎駅に隣接し、駅ビル利用が便利な|JR九州ホテル宮崎
大分|JR九州ホテル ブラッサム大分
▶ JR大分駅直結・最上階温泉のある|JR九州ホテルブラッサム大分

ひとり参加は想像以上に多い

私が乗車した回では、ひとり旅の方が想像以上に多く見られました。
特に緑の路では、鉄道好きと思われる単独参加の方も多かった印象です。
ひとり旅向けのツアーの方々に近い席でしたが、それぞれのペースで楽しまれていたようです。

車内体験企画(梅酒作り)は自然に参加できた

梅酒作りの体験企画にも参加しましたが、当日の申し込みで楽しめました。
クルーの方の細やかな気配りが行き届き、穏やかな時間が流れます。

食事付きプランが取れなかった場合の現実的な楽しみ方

専用弁当がなくても、駅弁と車内販売で十分楽しめた

今回は、食事付きプランに空きがなく、指定席プランでの利用でした。
その代わりに、

  • 博多駅で朝ラーメン
  • 宮崎駅で予約していた宮崎牛弁当
  • おもてなし駅での購入

と、無理のない形で食事を組み立てました。
36ぷらす3は、「食事付きでないと成立しない列車」ではありません。
むしろ、旅程に組み込みやすい柔軟さが大きな魅力だと感じました。宮崎駅で予約していた宮崎牛弁当と、車内販売を組み合わせることで、食事面の不満はありませんでした。

36ぷらす3は九州という立地がネック?

だからこそ、ツアーという選択肢が現実的な人もいる

36ぷらす3は本当に素晴らしい列車ですが、正直に言えば「九州までの移動」がハードルになる方も多いと思います。
九州までの移動を考えると、乗車前後は駅近で無理のない宿を選ぶ方が安心です。
私は「移動を最優先」に宿を探しました。

博多駅・宮崎駅・鹿児島中央駅・大分駅周辺のホテルを一休で見る


往復の移動・宿泊・観光列車をまとめて任せられるツアーは、大人世代にとってはかなり楽な選択肢です。
私自身は個人手配派ですが、初めての九州旅や、久しぶりの遠出ならツアーを選んでいたと思います。

クラブツーリズムのツアーを見る(季節によって取扱数が変動します)

まとめ|36ぷらす3は「丁寧に味わう九州」

36ぷらす3は、間違いなく「また乗りたい」と思える列車でした。
ただし、
・予約の難しさ
・九州という立地
・食事プランの選択
など、事前に知っておくべき点も多い列車です。
だからこそ、自分に合った乗り方を選ぶことが何より大切だと思います。
この体験記が、36ぷらす3を検討している方の判断材料になれば幸いです。

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