西武秩父駅に降り立つと、そこには清冽な空気と、時間がゆっくりと流れる街並みが待っていました。
「52席の至福」で満たされた心と体を、今度は秩父の歴史と文化に浸す時間です。
▶︎ 列車の乗車体験はこちら
→「52席の至福 ブランチコース乗車記」
1. 絹の記憶に触れる「ちちぶ銘仙館」
駅から徒歩数十分。
昭和初期の面影を残す国登録有形文化財の建物がちちぶ銘仙館です。
かつて大正から昭和にかけて、日本中の女性たちを虜にした絹織物が「秩父銘仙」です。


2. 祭の鼓動を感じる「秩父まつり会館」
続いて訪れたのは、日本三大曳山祭の一つ、秩父夜祭を体感できる「秩父まつり会館」。
一歩中へ入れば、巨大な「屋台」と「笠鉾」が鎮座する圧倒的な光景が広がります。
最新のプロジェクションマッピングで再現される祭の様子は、冬の寒さの中で燃え上がる秩父の人々の情熱をそのままに伝えてくれます。


3. 鮮やかな彫刻と銘酒の縁「秩父神社」
秩父の守護神、秩父神社へ。
鮮やかな社殿を飾る「北辰の梟(ふくろう)」や「乳銀杏」といった物語豊かな彫刻を巡り、清らかな水に浸すと文字が浮かび上がる「水みくじ」で、今の自分へのメッセージを受け取ってみてはいかがでしょうか。
境内には、「52席の至福」のメニューでも馴染み深い「イチローズモルト」や「兎田ワイナリー」の樽が奉納されています。
土地の恵みが神聖な場所で大切にされている様子に、この旅の縁を感じずにはいられません。




4. 番場通りのレトロ散策と「祭の蔵」の発見
神社から続く番場通りは、大正から昭和の建築が並ぶレトロな散歩道です。
まつり会館で学んだばかりの屋台の大きさを思い出しながら歩くと、街のあちこちに、あの巨大な屋台を収める重厚な「蔵」が点在していることに気づくはずです。
- パリ―食堂の看板: 懐かしい昭和の香りを漂わせる、情緒ある街並みのアクセント。
- 煙草屋のレトロ建築: 角地に佇む、歴史を感じさせる建物。
- 泰山堂カフェ: 登録有形文化財の建物を利用した名店。あいにくのお休みでも、その静かな佇まいを写真に収めるだけで、この街の美意識が伝わってきます。



▶︎ このあと、秩父の街は灯りの表情へ変わります
→「秩父夜街 彩(いろどり)さんぽ体験記」
まとめ|秩父の午後は「祭りの背景」を知る時間
美食の旅から始まった一日は、秩父の深い文化に触れることで、より彩り豊かな思い出へと昇華されました。
3時間の列車旅、そして数時間の街歩き。
秩父は、訪れるたびに新しい表情を見せてくれる、まさに「心のふるさと」のような場所でした。
2026年 旅のインフォメーション
- 料金: 2026年4月1日乗車分より、ブランチコースは16,000円(税込)に改定されます。
- お土産: コースには季節の沿線食材を活かした「お土産」も含まれており、自宅に帰ってからも旅の余韻を楽しめます。

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