丹後鉄道のレストラン列車「くろまつ」は、海の京都を代表する観光列車です。
天橋立から東舞鶴まで、日本海沿いの景色と丹後の食をゆっくり楽しむランチコースは、移動そのものが旅の目的になります。
落ち着いた車内で過ごす時間は、大人の列車旅にぴったりです。
丹後鉄道「くろまつ」とは
「くろまつ」は、丹後鉄道が運行するレストラン列車です。
車両デザインを手がけたのは、水戸岡鋭治さん。
木の温もりを感じる車内と、上質で統一感のあるデザインが印象的です。
観光列車でありながら、にぎやかすぎず、静かに過ごせる雰囲気があり、初めての方でも落ち着いて楽しめます。

天橋立から東舞鶴へ|海の京都を走るランチコース
今回乗車したのは、天橋立から東舞鶴へ向かうランチコースです。
「海の京都」と呼ばれるエリアを走り、日本海の景色を間近に感じながら食事を楽しめます。
走行距離よりも、車内で過ごす時間そのものを大切にしたコース構成で、慌ただしさは一切ありません。
お品書きと前菜で始まる、くろまつの時間
席に着くと、まずお品書きと前菜が提供されます。
お品書きを眺める時間も、くろまつの楽しみのひとつです。
前菜は丹後の食材を生かした、やさしい味わい。
派手さはありませんが、丁寧につくられていることが伝わってきて、これから始まる食事への期待が自然と高まります。

先頭から眺める由良橋梁の景色
くろまつの見どころのひとつが、由良橋梁を渡る区間です。
海の上を走るようなこの橋を、先頭から線路越しに眺める景色は特別感があります。
まっすぐ伸びる線路と、その先に広がる海。
観光名所として知られる景色でも、列車の中から見ると、より静かで印象深く感じられます。

日本海側の穏やかな車窓
走行中は、日本海側ののんびりした景色が続きます。
スピードを抑えて走るため、景色を「眺める」というより、「ゆっくり味わう」感覚です。
海のそばを走る時間は長くありませんが、のどかな旅の気分を楽しめる車窓です。

車内で楽しむ、日本酒の飲み比べ
ランチコースでは、車内で日本酒を飲み比べる楽しみもあります。
一升瓶が並ぶ光景は、くろまつらしい印象的なシーンです。
それぞれ味わいの異なる日本酒を、列車の揺れとともに少しずつ楽しみます。
景色や料理に合わせて選ぶ時間も、贅沢に感じられます。

くろまつは、演出が多い列車ではありません。
だからこそ、料理、車窓、お酒という基本的な要素が、静かに心に残ります。
こんな方におすすめです
- 海の京都の旅のはじめに、景色を眺めながら、ゆっくり食事を楽しみたい方
- 落ち着いた雰囲気の観光列車に乗ってみたい方
- 天橋立周辺で特別な列車体験を探している方
まとめ|くろまつは、海の京都を味わう列車です
丹後鉄道「くろまつ」は、天橋立から東舞鶴まで、海の京都をゆっくり走るレストラン列車です。
水戸岡鋭治さんデザインの車両で味わうランチコースは、移動以上の価値があります。
静かな時間を大切にしたい方に、ぜひ体験してほしい列車です。
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