体験型観光列車|五能線・リゾートしらかみ 乗車記

―― 絶景と途中下車を楽しむ、往復で味わう白神山地の旅

五能線には、車内で食事を楽しむレストラン列車のようなサービスはありません。

それでも、この路線をわざわざ往復してしまうほど魅力的なのは、車窓の景色と途中下車を含めた体験そのものが、旅の目的になるからです。

今回は、リゾートしらかみ3種類すべてに乗車し、

青森・秋田・白神山地を巡った五能線の旅を紹介します。

五能線とリゾートしらかみ|路線そのものが観光列車

五能線は、青森県と秋田県を日本海沿いに結ぶローカル線です。

その中でも「リゾートしらかみ」は、観光に特化した快速列車として運行されています。

  • 日本海の絶景
  • 白神山地へのアクセス
  • 途中下車を前提にした旅程

移動のためではなく、乗ること自体が目的になる路線です。

1日目|青森 → 秋田

日本海の絶景と、五能線らしいおもてなし

青森から五能線に乗ると、やがて車窓は日本海へと開けていきます。

深浦周辺では、海がすぐそばまで迫り、視界いっぱいに青が広がります。

日本海が続く五能線の風景

千畳敷で下車|五能線を代表する絶景

途中、千畳敷駅では下車して散策。

岩場と海が広がる風景は、列車旅で訪れる場所とは思えないほどの開放感があります。

千畳敷の絶景
散策中の岩場と海

車内で楽しむ、津軽三味線の演奏

リゾートしらかみの車内では、津軽三味線の生演奏が行われました。

車窓の日本海と音色が重なり、五能線ならではの時間が流れます。

車内での津軽三味線演奏

深浦駅|駅も旅の一部

深浦駅では、予約制のお弁当をホームで受け取ることができます。

列車から降りて、駅で受け取るという行為そのものが、旅の記憶になります。

深浦駅ホームの様子

秋田到着|一日目の終わり

夕方、秋田駅に到着。

日本海の景色と音楽に包まれた一日が、静かに終わります。

2日目|秋田 → 十二湖

五能線の起点・東能代から始まる旅

五能線の起点となる東能代駅では、

「五能線起点」と書かれた立て看板での撮影。

東能代駅の「五能線起点」立て看板

車内販売で出会う、地元の味

この日は、能代の名産品で知られるお菓子のセキトによる車内販売がありました。

志んこなどを購入し、旅のお供に。

購入した名産品の数々

十二湖駅で下車|白神山地の入口へ

十二湖駅で下車すると、そこからは白神山地の世界が広がります。

観光地というより、自然の中に一歩踏み込む感覚です。

十二湖と白神山地|列車旅から徒歩の体験へ

十二湖では、湖底まで見えるほど透明な青い湖が点在しています。

写真を撮るたびに、水の色の違いに驚かされました。

透明な青が印象的な十二湖の湖
湖底もはっきりわかるくらい澄んでいる

さらに、白神山地へとつながるブナ原生林の散策道へ。

ブナ原生林の散策道

列車を降り、歩くことで、五能線の旅はより立体的になります。

3日目|十二湖 → 弘前

内陸へ戻る、旅の終盤

再び五能線に乗り、弘前へ。

日本海側から内陸へ戻ることで、旅の景色が静かに切り替わっていきます。

内陸へ向かう車窓

新青森駅で現実へ|土偶ねぷた

終点の弘前駅から新青森駅へ。構内では、土偶をモチーフにしたねぷたが迎えてくれました。

長い旅の終わりに、土地の文化を感じる印象的な締めくくりです。

新青森駅構内の土偶ねぷた

まとめ|往復したからこそ分かる、五能線の魅力

五能線とリゾートしらかみは、

一方向に乗るだけでは味わい尽くせない路線だと感じました。

  • 日本海の絶景
  • 駅での下車体験
  • 車内のおもてなし
  • 白神山地へとつながる自然

移動ではなく、体験として楽しむ列車旅。

五能線は、体験型観光列車の代表的な存在です。

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