岐阜県の美濃太田駅から、終点の北濃(ほくのう)駅まで結ぶ長良川鉄道。その清流の美しさを車窓から愛でるために誕生したのが、名匠・水戸岡鋭治氏がデザインを手掛けた観光列車「ながら」です。
今回は、郡上八幡止まりではなく「終点の北濃駅まで全線往復」して転車台を見学する通な楽しみ方から、長良川温泉の老舗「十八楼」での特別な鵜飼い鑑賞、そして宿の「無料ガイドツアー」をフル活用して地元グルメに出会う、実体験に基づいた大人の極上1泊2日プランをお届けします。
【往路・ランチ】木ぬくもりに抱かれる水戸岡サロンと、美濃の美食お重
旅の始まりは美濃太田駅から。ホームに滑り込んでくる「ながら」は、品格のあるロイヤルレッドの車体です。

一歩車内へ足を踏み入れると、そこは岐阜県産のヒノキや杉、美濃和紙を贅沢にあしらった、水戸岡氏らしい「動くクラシックサロン」のような世界。セットされたテーブルの上には、これからの美食の時間を予感させる美しいお重が待っています。


美濃太田駅から郡上八幡駅までは、贅沢な「ランチプラン」を堪能します。
蓋を外したお重には、沿線の旬の恵みが美しく敷き詰められており、お洒落な湯呑の器でいただくお茶や温かいお吸い物、車窓を流れるエメラルドグリーンの長良川が最高の調味料です。




食後のデザートとコーヒーを味わう頃には、列車は郡上八幡駅へ到着。
ほとんどの乗客がここで下車しますが、私の旅はここからさらに深部へと進みます。


【全線踏破】郡上八幡のその先へ。指定席で向かう終着「北濃駅」の転車台
郡上八幡駅から終点の北濃駅までは、食事付きから「指定席扱いのビュープラン」へと切り替わります。車窓はより深く、のどかな奥美濃の山々と清流の風景へと変化し、観光列車の特別な空間をのんびり満喫できます。
たどり着いた終着・北濃駅では、ぜひホームへ降りて列車と駅舎をじっくり眺めてみてください。

ここでの最大のハイライトは、明治35年に作られた歴史ある「手動式の転車台(SLの向きを変える台)」が今もなお残されている姿です。全線踏破した人だけが出会える鉄道の歴史ロマンを肌で感じたら、帰りの指定席プランに乗り込んで長良川温泉へと引き返します。

【宿泊】創業160年の名門「十八楼」と、川岸から眺める幻想的な鵜飼い
散策を終えて向かう今夜の宿は、長良川温泉を代表する伝統の老舗「十八楼(じゅうはちろう)」。明治・大正の文豪たちにも愛された、品格溢れる極上の温泉宿です。


今回の旅では、夕方の到着のため当日の観光船(鵜飼鑑賞船)の乗船には間に合わなかったのですが、プランナーとしてお伝えしたい素晴らしい楽しみ方があります。それは、「宿を出てすぐの川岸から、出発前の鵜飼舟や鵜飼いを眺める」というルートです。



夕闇に包まれる長良川温泉の夜景の中、かがり火を焚いた鵜飼舟がパチパチと音を立てて水面を流れていく姿は、川岸からでも息を呑むほど幻想的。近くの「長良川うかいミュージアム」で歴史を予習してから眺めると、より一層深い感動に包まれます。

温泉で茶褐色の名湯「鉄泉」を源泉掛け流しで堪能した後は、お楽しみの「十八楼宿泊者限定」の特別なおもてなしを体験しに向かいます。
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【推奨】十八楼宿泊者限定「無料ガイドツアー」と隠れた絶品夕食
十八楼に泊まるなら、絶対に外してはならないのが「宿泊者向けの無料ガイドツアー」です。私は贅沢にも、当日夕方の街歩きと、翌朝の歴史ツアーの2回とも参加しました。
地元の歴史を知り尽くしたガイドさんが、レトロな川原町の格子戸の街並みや、「めい想の小径」の歴史的なストーリーを楽しく解説しながら歩いてくれます。

さらに、ガイドツアーに参加したからこそ出会えた最高の収益(体験)が、ガイドさん直伝のおすすめグルメでした。夕食に訪れた「冷やしたぬき天国」でいただいた、コシのある冷やしたぬきそばはまさに絶品!満腹のお腹にもするすると収まる、地元の方に愛される隠れた名店の味に出会えたのは、このツアーのおかげです。

翌朝は、爽やかな朝霧が立つ長良川沿いの歴史スポットを巡り、お腹も知的好奇心もこれ以上ないほど満たされてチェックアウト。大人の完璧な信州(岐阜)旅のパズルが完成しました。
まとめ:清流・歴史・おもてなしを繋ぐ、長良川の完璧なパズル
ただ乗るだけでなく、終着駅の転車台まで全線を愛で、川岸からの鵜飼いに酔いしれ、老舗宿のガイドツアーで地元のコアな温かさに触れる。これぞ、個人だからできる「120点の正解ルート」です。
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