新潟の美しい車窓を眺めながら、厳選された地酒と地元のグルメを堪能できるJR東日本の人気列車「越乃Shu*Kura(こしのシュクラ)」。2014年5月のデビュー以来、多くの鉄道ファンやお酒好きに愛され続けています。
本記事では、この魅力的な列車の特徴や「1号車」と「3号車」の座席・サービスの違い、具体的な予約方法を分かりやすく解説します。また、「自分で指定席を予約したり、前後のスケジュールを組み立てたりするのが大変そう」と感じる方に向けて、すべての手配をおまかせできるパッケージツアーという選択肢もご紹介します。
1. 「越乃Shu*Kura」とは?
「越乃Shu*Kura」は、地酒王国・新潟が誇る「お酒」をコンセプトとしたのってたのしい列車です。そのユニークな名前は、越後の酒蔵と豊かな自然をイメージして命名されました。
越乃(こしの) = 越後
Shu = お酒
Kura = 蔵
*(アスタリスク) = 新潟を象徴する「米・雪・花」
基本となる運行区間は上越妙高駅〜十日町駅(越乃Shu*Kura)ですが、運行日によって上越妙高駅〜越後湯沢駅(ゆざわShu*Kura)、上越妙高駅〜新潟駅(柳都Shu*Kura)など、異なるルートを走るユニークな運行形態をとっています。
途中には、ホームの目の前にすぐ海(日本海)が広がり、記念撮影のために数分間停車する「青海川(おうみがわ)駅」などもあり、車窓からの景色も大きな見どころです。
2. 旅のスタイルで選ぶ!「1号車」と「3号車」の違い
「越乃Shu*Kura」は3両編成で、車両によって予約方法と乗車中のサービスが大きく異なります。自分の旅行スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
1号車:お食事つきプラン(旅行商品専用車両)
ご家族やご友人とテーブルを囲んでゆったり過ごせる「らくらくボックスシート」のほか、窓の外に流れる景色を楽しめる2種類のペアシートが用意されています。
くつろぎペアシート:座席が一段高く配置されており、座席も広いため、ゆったりとくつろげる非常におすすめのシートです。
展望ペアシート:遮るものなくダイナミックな車窓を楽しめますが、座席は小さめなのであらかじめ注意が必要です。
特徴:「酒」と「食」のオリジナルメニューを楽しめる特別な車両です。
セット内容
🍶 新潟の食材にこだわったお食事(季節に応じたオリジナルメニュー)
🍶車内限定の日本酒「越乃Shu*Kuraオリジナル大吟醸酒」(君の井酒造とコラボした車内限定品)
🍶2号車で引き換えられるお好みのお酒または対象商品1杯分の「利き酒チケット」
🍶ロゴ入りおちょことオリジナル巾着袋のお土産
予約方法:JR東日本の「のってたのしい列車予約サイト」からWEB専用の旅行商品として購入します。「みどりの窓口」では取り扱っていないため注意が必要です
3号車:乗車券+指定席券(一般車両)
気軽にふらっと乗りたい方や、お好みのタイミングで自分の好きなお酒を車内で購入したい方に最適な、一般の「普通車指定席」です。
特徴:シートピッチの広い快適な「リクライニングシート」のほか、自由にくつろげるソファー席のある「フリースペース」も設置されています。
予約方法:通常のJRきっぷと同様に、JRの「みどりの窓口」、指定席券売機、駅たびコンシェルジュ、旅行会社、インターネット予約サービス「えきねっと」などで指定席券を予約・購入できます。
3. 車内全員が楽しめるおもてなしと2号車
「1号車」「3号車」どちらの乗客であっても利用できる、お酒のコンセプト列車ならではの贅沢な空間が2号車(イベントスペース)です。
サービスカウンター「蔵守〜Kuramori〜」
地元の厳選されたおつまみやオリジナルグッズ、お弁当などが販売されています。車内での販売はすべてこのカウンターで行われます。
利き酒コーナー「蔵守」の横には、厳選された新潟県内の地酒が常時5種類用意された有料の利き酒コーナー(300円〜)があります。酒樽をモチーフとしたスタンディングテーブルでお好みの銘柄を呑み比べることができます。
地酒 of the Day(地酒のふるまい) 乗車中、蔵守のスタッフが1号車・3号車のすべてのお客さま(20歳以上)に地酒をふるまう無料試飲サービスが実施されます。
4. 個別予約の注意点
自分で切符や旅行商品を個別に予約する際には、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
- 発売時期とWEB専用予約 1号車の「お食事つきプラン」はWEB予約サイト限定の取り扱いです。下期(10月〜翌3月)の運転日や旅行商品情報は、例年8月下旬頃に更新され、順次発売がスタートします。
- 曜日・運行日による販売元の違い 運行日によっては「のってたのしい列車予約サイト」で選択できず、一部の日程は別の旅行会社が販売しているケースや、旅行商品の設定がない日もあります。事前に運行カレンダーをしっかりと確認しておくことが大切です。
- 周辺手配の必要性 「越乃Shu*Kura」は基本的に片道約70分〜3時間程度の運行です,。そのため、遠方から訪れる場合は、新潟までの新幹線、現地での前後の宿泊、他の移動手段(バスや在来線)をすべて個別に手配し、乗り継ぎ時間に無理がないようスケジュールを組む必要があります。
5. 予約の負担をなくす「パッケージツアー」という選択肢
「個人でタイミングを合わせて指定席を確保するのが難しい」「前後の交通手段や宿を一つひとつ手配するのが手間に感じる」という方には、旅行会社が企画する「パッケージツアー」がおすすめです。
「越乃Shu*Kura」の指定席の確保はもちろん、バス、現地での宿泊先の手配がすべて旅行費用に含まれています。自分で複数のWEBサイトを行き来して予約する手間はありません。
まとめ
「越乃Shu*Kura」は、車窓の美しさとお酒の美味しさを同時に味わえる特別な列車です。
お好みの座席をピンポイントで手配し、自由な行程を組み立てたい方は「個人での個別手配」。 人気のシートを確実に押さえ、宿泊や前後の観光、ワイン列車なども含めて手配の負担を一切なくして快適に楽しみたい方は「パッケージツアーの活用」。
それぞれの旅のスタイルに合わせた最適なアプローチを選んで、ぜひ新潟・信越の素晴らしいお酒と出会う旅に出かけてみてください。
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