車内カフェで春を味わう、スペーシアXの旅

①旅の目的は「列車カフェ」

春のやわらかな光に誘われて、

浅草駅からスペーシアXに乗り込みました。

行き先は日光。

けれど、今日の旅の主役は目的地ではなく、

列車の中で過ごすカフェ時間です。

静かに揺れる時間の中で、

春をゆっくり味わうための旅が始まりました。

②浅草駅 — 旅の準備

どこか懐かしい雰囲気の浅草駅のホーム。

そこに佇む、真っ白な車体の「スペーシアX」は、

最新の観光特急でありながら、どこか江戸の情緒を感じさせます。

透明感と静けさをまとったスペーシアXは、

春の空気に似合う“洗練された余白”を持っていました。

③コックピットラウンジ— 大人のラウンジのような静けさ

ラウンジ車両のドアが開くと、やわらかな光と木の温もり。

赤いじゅうたんと薄緑のソファを基調にした、落ち着いたインテリアは、

まるでクラシックホテルのラウンジに迷い込んだような感覚を覚えます。

上質なソファーに深く身を預けて、出発の時を待ちます。

これから過ごす時間に期待がふくらみます。

④スペーシアXカフェへ — “列車の香り”を求めて

ほどなくラウンジ車両内のカフェカウンターへ。

手にしたのはスペーシアXをイメージして作られたという「NIKKO LAGER」

とちあいかを使用しストロベリージェラートのような香りがひきたつ、春を感じる「STRAWBERRY SOUR ALE」

もうひとつ楽しみにしていたメニューを手に取りました。

スペーシアX車内で提供されている「酒粕のバターサンド」です。

しっとりとしたクッキーに挟まれたバタークリームは、酒粕のほのかな香りが上品に広がり、一口ごとに深い余韻を残します。

クラフトビールのフルーティーな苦みとも思いのほかよく合います。

車窓に流れる風景を眺めながら甘さと香りを味わっていると、

「旅は移動そのものがごほうびなのだ」と改めて感じさせられました。

④車窓の春 — 東京から日光へ、色が変わる時間

そして列車は日光へ。

もっと乗っていたいという気持ちを抑えつつ、そっと席を立ちます。

お好きな1杯とともに、出発の高揚と景色の移ろいをゆっくり楽しむ

-そんな大人の旅の始まりを、ぜひ体験してみてください。

予約のコツと楽しみかた

「スペーシアX」は車両ごとにシートデザインが違い、どこに乗車しても楽しめます。

カフェが目的なら、1号車のコックピットラウンジがおすすめです。

限られた座席数なので、

公式サイトから早めの予約をお勧めします。

✓ 公式サイト(確実ですが、予約日をを確認して早めのプランニングを)

◆ 新型特急スペーシア X(SPACIA X)特設サイト | 東武鉄道公式サイト

✓ 旅行会社の企画プラン(宿や旅行プランもまかせられるので安心)














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