赤い「ろくもん」と、黄金に染まる信州。
車窓の秋は、ゆっくりと胸の奥にしみてゆく――。

①秋、信州へ
秋を迎えた信州の空。
始発駅は軽井沢。
空気が透明度を増し、やわらかな日差しが、秋色の山々の稜線を静かに照らしています。
②木の温もりに包まれる車
「ろくもんラウンジ」にて、出発の時を待ちます。
貴賓室として使われていたという案内にこれから過ごす時間への期待も膨らみます。
赤い車体の「ろくもん」は、六文銭の紋を車体に携えて、凛とした佇まい。
木の温かさに包まれる、クラシックな雰囲気の車内に足を踏み入れます。
車輪の音が静かにリズムを刻み、時間が緩やかに流れ始めました。
③秋を味わうひととき
本日は、プリモフィト軽井沢駅舎店が手掛けた、五感で感じる軽井沢イタリアン。
Antipasta 5種
蓼科麦豚と信州茸のテリーヌ 軽井沢産ルバーブのソース
南瓜のブランマンジェと信州サーモンのポワレ
トマトのジェラティーナとチーズソースのカプレーゼ仕立て
高原野菜のオーブン焼き 木の花屋の戸隠大根ソルトで
黄金シャモのスモークと
KaruizawaPlusブランドキングケールのサラダ仕立て 信州リンゴのソール
Pane
上田市産小麦粉とヨモギのフォカッチャ
お味噌屋さんの軽井沢合わせ味噌バケット
Zuppa
軽井沢産南瓜のポタージュスープ
Secondo Piatta
シナノユキマスのソテー
八幡屋磯五郎ろくもん七味とカリフラワーのスパイスソース
信州プレミアム牛のロースト マンズワイン SOLARIS赤ワインソース
Dolce
信州産フルーツのタルト
軽井沢産ニンジンのキャロットケーキ
Caffe
ミカド珈琲・ほうじ茶
ひと口ずつ味わうごとに、信州の秋を感じます。
窓辺の陽に揺れるグラスに注がれた、信州ワインとともにいただきます。
ゆっくりと、静かに、心が満たされていきます。

④車窓に映る、静かな黄金色 と千曲川
稲の季節を越え、落ち着いた黄金色が広がる里と秋色の山々。
戦国の歴史を抱えながらも、今は旅人を優しく迎えています。
赤い列車が、しずかに季節の中を進んでいきます。
ふとみると、千曲川の穏やかの流れがみえてきました。

⑤終着駅、長野へ
長野駅のホームに降り立つと、聴きなれた喧噪がなぜか心地よく感じられます。
駅に降り立てば、いつもの喧噪。
でも、それさえもなぜか心地よく感じられます。
戸倉駅で買い求めた、作り立ての六文銭まんじゅうと一緒に、旅の余韻を持ち帰ります。
⑥予約のコツと楽しみかた
「ろくもん」は完全予約制のレストラン列車。(座席のみのプランもあります)
公式サイトから予約できますが、人気が高いため、早めの申込みが必須です。
【おすすめポイント】
・停車駅での楽しみ(ろくもん限定のお土産販売、サムライショーなどイベントもあり)
・軽井沢発の洋食と長野発の和食の2コース
✓ 公式サイト
✓ 旅行会社の企画プラン(宿や旅行プランもまかせられるので安心)


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