九州をぐるりと巡るJR九州のラグジュアリーな観光列車(D&S列車)「36ぷらす3」。世界で36番目に大きい島である九州全県を巡り、沿線のさまざまな魅力を乗客自身が「36番目のエピソード」として綴ることをコンセプトに誕生しました。
2026年9月には6号車がリニューアルされ、さらなる進化を遂げています。本記事では、曜日ごとに異なる5つの運行ルートや車内の魅力、気になる予約プランについて詳しくご紹介します。
1. 水戸岡鋭治氏デザイン!和モダンで豪華な車内
「36ぷらす3」は、数々の観光列車を手掛けてきた水戸岡鋭治氏がデザインを担当しています。全車グリーン席のラグジュアリーな空間で、クラシックな雰囲気を楽しみながら九州を旅することができます。
畳敷きの特別な車両(1号車・6号車)
1号車と6号車は、なんと靴を脱いで上がる「畳敷き」の仕様になっています。列車にいながら和の温もりと落ち着きを感じられる特別な空間です。
ビュッフェとマルチカーを完備
タイプの異なる個室や座席のほか、車内にはビュッフェやイベントなどが行われるマルチカーが完備されており、移動中も飽きることなく快適な旅をサポートします。
2. 曜日で変わる「5つの運行ルート」とおもてなし
「36ぷらす3」の最大の特徴は、曜日によって走るルートが異なる点です。それぞれのルートには独自のテーマカラーと沿線ならではのおもてなしが用意されています。
【木曜日】赤の路(博多〜熊本〜鹿児島中央)
特徴: 東シナ海の絶景を車窓から満喫できるルートです。
おもてなし駅: 玉名駅(約20分)や牛ノ浜駅(約20分)に停車し、地域の方々による温かい歓迎や特産品の販売を楽しめます。
車内のお食事: 熊本の四季折々の旬を詰め込んだ華やかなお弁当。
【金曜日】黒の路(鹿児島中央〜宮崎)
特徴: 桜島や霧島・大隅の雄大な自然を間近に体感できるルートです。
おもてなし駅: 荘厳な雰囲気が漂う霧島神宮駅(約25分)や、豊かな自然に囲まれた大隅大川原駅(約45分)などで停車します。
車内のお食事: 鹿児島の恵みをふんだんに使った極上のフレンチ御重。
【土曜日】緑の路(宮崎・宮崎空港〜大分・別府)
特徴: 日向灘の美しい海景色や、秘境駅 of 宗太郎の旅情を楽しめるルートです。
おもてなし駅: 活気ある延岡駅(約10分)や、大分県境近くの山間にある宗太郎駅(約10分)、重岡駅(約20分)などに停車します。
車内のお食事: 宮崎の豊かな陽光と土壌が育んだ、息吹を感じるイタリアン。
【日曜日】青の路(大分・別府〜小倉〜博多)
特徴: 大分・別府から福岡方面へと走るルートです。途中、レトロな駅舎が美しい門司港駅で約80分間の自由散策を楽しめる特別な時間を設けています。
おもてなし駅: 歴史ある城下町の玄関口である杵築駅(約15分)や、中津からあげなどで知られる中津駅(約15分)に停車。
車内のお食事: 季節の大分食材を贅沢に取り入れた彩り豊かなイタリアン。
【月曜日】金の路(博多〜佐賀〜佐世保)
特徴: 車窓から有田焼などの風情ある窯元の煙突を眺めながら走るルートです。
おもてなし駅: 日本三大稲荷の一つ・祐徳稲荷神社に近い肥前浜駅(約50分)や、有田焼の産地である 上有田駅(約15分)などに停車。
車内のお食事: 西九州の山海の幸を詰め込んだ「美食の玉手箱」のようなお重。
3. 旅行プランと予約のポイント
「36ぷらす3」に乗車する際は、移動とお食事がセットになったお得で特別な「ランチプラン」がおすすめです。
客室タイプ(グリーン個室・座席)
客室はプライベート感のある「個室」と、気軽に楽しめる「座席タイプ(グリーン席)」が用意されています。1〜3号車のグリーン個室は、ツアー申し込みなどの場合は他グループのお客様と基本的に相席になる案内が標準となっています。
アレルギー対応について
車内のお食事(お弁当)はアレルギー対応を行っていません。その代わり、車内への飲食物の持ち込みは可能となっていますので、アレルギーや食事制限のある方はあらかじめ好みのものを用意して乗車することができます。
2026年リニューアルの「6号車個室」プレミアムランチプラン
2026年9月以降の運行からは、新しくリニューアルされた「6号車個室」を利用するプレミアムランチプランも登場しています。通常プランに加え、追加料金(おひとり様35,000円増、5組様限定など)で、リニューアルされた上質な空間での優雅なひとときを予約することが可能です。
4. 個人手配は複雑?手軽&確実に楽しむなら「JTB」や「クラブツーリズム」のパッケージツアーがおすすめ!
憧れの「36ぷらす3」ですが、実際に自分で手配しようとすると、想像以上にハードルが高いと感じる方が少なくありません。ここでは、個人手配が複雑になる理由と、旅行会社のパッケージツアーを利用するメリット、そして人気のおすすめツアー情報をご紹介します。
個人手配が複雑・難しいと言われる理由
- 予約手続きがやや煩雑
JRきっぷ単体の購入にするか、お食事がセットになった「ランチプラン」にするかで窓口やシステムが異なり、特に大人気の「個室」や「お食事付きプラン」は予約枠が非常に限られているため個別確保の難易度が高くなっています。 - 複数ルートを繋げた長期旅行の計画が困難
「36ぷらす3」は曜日ごとに異なるルートを走るため、「2つ以上のルートに乗りたい」「全5ルートを制覇したい」といった場合、それぞれの曜日の予約を個別に押さえた上で、複雑な運行ダイヤに合わせて現地の宿泊ホテル、さらに往復の飛行機・新幹線をパズルのように自力で組み合わせる必要があります。スケジュール管理のハードルは極めて高いと言えます。 - 荷物移動や二次交通の個別手配の手間
観光列車の乗り降りの際に、重いスーツケースなどの大きな荷物をどうやって運ぶか、駅からホテルへの移動や現地での足回りの確保(タクシー、市電、バス等の個別手配)も煩雑になりがちです。
旅行会社のパッケージツアー(JTB・クラブツーリズムなど)が選ばれる理由
旅行会社の提供するパッケージツアーであれば、個人手配のデメリットをすべて解消し、安心かつ極上の鉄道旅を叶えることができます。
面倒な手配をすべて一括でお任せ
観光列車の座席確保・車内でのお食事手配はもちろん、ラグジュアリーホテルの宿泊、往復の飛行機・フェリーなどの交通手段、さらに現地での観光までがすべて一パッケージに内包されています。
手ぶらで優雅に観光できる荷物配送サービス
多くの豪華ツアーでは、「大きなお荷物は翌日の宿泊ホテルまでお届けする」といった配送サービスが標準で付いており、荷物を気にせず列車や観光を身軽に満喫できます。
個人では手配極めて困難な「全ルート走破」プランも手軽に予約可能
クラブツーリズムなどでは、JR九州との協力により、全5ルートを一度にぐるりと走破するスペシャルなツアーが展開されており、一生モノの贅沢な体験を手軽かつ確実に予約できます。
5. 運行スケジュールと注意点
熊本地震や自然災害の影響、あるいは定期メンテナンス等により、特定の区間で一時的な運休やダイヤ変更が発生する場合があります。
最新の運転状況や予約状況については、旅行会社のJTBやクラブツーリズムのツアー、あるいはJR九州の公式予約カレンダーで日程を必ず確認の上、お早めに手配することをお勧めいたします。
ぜひ、あなただけの特別な“36番目のエピソード”を、「36ぷらす3」の旅で綴ってみてはいかがでしょうか。



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