四国の美しい瀬戸内海「伊予灘」に寄り添いながら走る、JR四国の最高峰レストラン列車「伊予灘ものがたり」。
往路の「八幡浜編」で極上のフレンチを堪能し、復路の「道後編」で茜色の夕日を眺めながら地ビールを味わう往復乗車は、伊予灘の海と食の魅力を120%味わい尽くす最高のルートです。
今回は、瀬戸大橋を渡るロマン溢れる東京からのアクセス術から、下灘駅での特別な10分間、駅直結の温泉宿「レフ松山市駅」での滞在、そして帰路に「前日予約」で滑り込んだ指定席の攻略法まで、実体験に基づいた大人の1泊2日プランをお届けします。

【アクセス】東京から四国へ。瀬戸大橋を渡る特急「しおかぜ」のロマン
東京から愛媛・松山へ向かう際、飛行機でひとっ飛びするのも快適ですが、鉄道旅好きなら一度は試してみたい「夢のルート」があります。
それは、岡山駅から特急「しおかぜ」に乗り込み、瀬戸大橋を渡って四国へ上陸する陸路ルートです。

窓の外に広がる瀬戸内海の多島美を、巨体な橋の上から見下ろす瞬間はまさに感動の一言。新幹線と特急を乗り継いできた移動疲れが、この大パノラマを目にした瞬間に一気に吹き飛んでしまいます(※少し時間はかかる贅沢ルートなので、体力を最優先したい方は飛行機も賢い選択肢です!)。
松山駅に到着したら、いよいよ「伊予灘ものがたり」へ乗車。
レトロモダンな車内へ一歩足を踏み入れると、ふかふかの車内ソファや、愛媛らしさ満点の可愛い「みかん型の明かり」が優しく灯る上質な空間が出迎えてくれます。


【往路:八幡浜編】日本一のおもてなし。門田フレンチと下灘駅のノスタルジー
松山発の往路「八幡浜編」では、松山市の名店「門田(かどた)」が監修する本格的なフレンチのミニコースを堪能します。
美しい砥部焼の器に盛り付けられた絶品料理と、オリジナルカクテル「伊予灘サンセット」をグラスに注ぎ、車窓に広がるエメラルドグリーンの伊予灘を眺める時間は、まさに至福の一言です。

👋 食事をとる時間もない!?感動の「お手振り」と車内の空気
伊予灘ものがたりの最大の魅力は、日本全国のあらゆるレストラン列車の中でも、「地域との繋がりと温かさを一番深く感じられる点」にあります。
走行中、沿線の駅員さんだけでなく、畑仕事の手を止めて全力で手を振ってくれる地元の方々、さらには大洲城(おおずじょう)の天守から大きな旗を振って大歓迎してくれる姿まで、途切れることのないおもてなしが待っています。「食事をとる時間がない!」と嬉しい悲鳴をあげるほど、乗客も笑顔で手を振り返す温かい一体感に包まれます。

車内に流れるアナウンスも実に心温まるもので、リピーターが多いことで有名なのにも100%納得です。車内からは「前は〇〇だったよね」というリピーターさん同士の楽しげな会話も聞こえ、この列車がいかに愛されているかが肌で伝わってきます。
日本一海に近い駅「下灘駅」での特別な10分間
旅の途中で列車は、あの名作ポスターで有名な「下灘(しもなだ)駅」に停車します。
ホームに降り立つと、そこは遮るものが何もない大パノラマの青い海。背景に海が溶け込む車体や、駅名標、そして可愛い「ハートのベンチ」など、どこを切り取っても絵画のような絶景写真が撮れる一生モノの感動体験です。途中で、反対側からやってくる黄色い車体が鮮やかな最高級個室「フィアラ・スイート」の姿をパシャリと収めるのもお忘れなく。




終着の八幡浜駅に到着すると、ホームでは映画『すずめの戸締まり』の聖地として有名な、あの「3本脚の椅子」が温かく迎えてくれます。

【復路:道後編】前日予約の指定席で楽しむ、夕焼けとこだわりプレート
八幡浜駅からの復路「道後編」は、デザート・カフェの時間。
食事付きプランが満席でも諦めてはいけません。実は、直前のキャンセルなどで「食事なしの指定席」が前日に急遽予約できることがあります。
食事なしプランを選んでも、車内では当日注文できる魅力的なアラカルトメニューが豊富に用意されています。
🍽️ プランナーおすすめの当日オーダーメニュー
- 牛川料理長こだわり 3種の彩りプレート:丁寧につくられた、お酒にもお茶にも合う絶品のおつまみ重です。
- 伊予灘サンセットティー:フルーツがたっぷりと浮かんだ、目にも鮮やかで爽やかな特製アイスティー。


おつまみに合わせるのは、伊予灘の特性クラフトビールや「アロマティックエール」。
グラスを傾けながら見上げる窓の外には、水平線へとゆっくり沈んでいくオレンジ色の太陽。刻一刻と空の色が変わり、海一面が茜色に染まっていく夕焼けの伊予灘の車窓は、往路とは全く違うドラマチックな美しさです。

【宿泊】駅直結の利便性と名湯。旅の拠点は「レフ松山市駅」
松山駅に戻った後、今夜の宿として選んだのは、伊予鉄「松山市駅」直結の最新ホテル「レフ松山市駅 by ベッセルホテルズ」です。
観光で疲れた体でも雨に濡れずに一瞬でチェックインできる最高の立地。客室には、電車のつり革をモチーフにしたお洒落なデザインのハンガー掛けなど、遊び心が散りばめられています。

大浴場「伊予の湯」のサウナや露天風呂で身体をほぐした翌朝は、お楽しみの朝食ビュッフェへ。愛媛名物の「みかんジュース飲み比べ」を体験し、朝から爽やかな柑橘の恵みでエネルギーを満タンにします。

【翌日観光】松山城の絶景と、下灘に負けない伊予鉄沿線の「海景色」
2日目は、松山が誇る名城と、愛媛ならではのカルチャーに触れる手ぶら散策です。
まずは、ロープウェイに揺られて山頂に聳える「松山城」へ。
現存12天守の一つである美しい城郭からは、松山の街並みや遠く瀬戸内海までを一望する大パノラマが広がります。

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下城した後は、誰もが一度は夢見る愛媛の都市伝説「蛇口からみかんジュース」を体験できるスポットへ!蛇口をひねると、黄金色の新鮮なジュースがトトトと注がれる瞬間は、大人でも思わず笑顔になってしまう楽しいひとときです。

旅のラストは、伊予鉄の「絶海ローカル線」で港へ
旅の締めくくりは、松山観光港まで伊予鉄道(伊予鉄)のローカル線に揺られて移動します。
実は、この伊予鉄の沿線は、あの下灘駅に負けないほどの美しい絶海がどこまでも続く、隠れた大絶景ルート。窓いっぱいに広がる瀬戸内海のブルーを眺めながら港へ向かい、そこからは、さらなる海の旅情を求めて広島方面などへのフェリーに乗り込み、完璧な四国周遊のパズルを締めくくります。
🚩 伊予灘・愛媛旅の次のステップ
チケットレスの特性を活かして直前の指定席を掴み取る裏ワザ
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