愛媛の松山と広島を結ぶ瀬戸内海。ここを移動する際、ただの移動手段ではなく、それ自体を最高の贅沢に変えてくれるデザイナーズフェリーが「シーパセオ(SEA PASEO)」です。
「瀬戸内海の移動そのものを楽しむ」ためにデザインされたこの美しい船は、グッドデザイン賞のBEST100にも選ばれた、まさに洋上のパラダイス。
今回は、伊予鉄から港へ繋ぐ最先端のスマート移動から、洗練された船内の座席選び、船上で味わう生ビールと名物グルメ、そして観光列車「伊予灘ものがたり」や「etSETOra」へと美しく繋ぐ完璧な周遊の動線まで、実体験に基づいて徹底レビューします。
【港へのアプローチ】最先端の自動運転バスから、お洒落なターミナルへ
大人のスマートな瀬戸内ループ旅。前日まで「伊予灘ものがたり」で茜色の海を満喫した私は、翌日、松山観光港へと向かいました。
港へアクセスする伊予鉄道(伊予鉄)の沿線は、窓の外にどこまでも美しい絶海が広がる隠れた名作ルート。そして駅から港までのラストワンマイルを繋いでくれたのは、なんと最先端の「自動運転バス」でした。
移動のプロセスそのものがテクノロジーと未来を感じさせるエンタメになっており、大きな荷物があっても移動ストレスは完全にゼロ。到着した松山観光港のターミナルも、まるで洗練されたリゾートホテルのようなお洒落な内装で、これから始まる船旅への期待感を一気に高めてくれます。

乗船の案内が流れたら、ターミナルからシーパセオへと続く美しいデッキを渡り、いよいよ白く輝く船体の中へと進みます。

【船内・内装】洋上のラグジュアリー空間。あなたにぴったりの特等席選び
一歩足を踏み入れると、従来の「フェリー」の無機質なイメージを180度覆す、デザイン性の高いスタイリッシュな空間に圧倒されます。

シーパセオには、旅のスタイルに合わせて選べるモダンなお洒落座席が多数用意されています。今回は、大きな窓からきらめく瀬戸内海の大パノラマを正面や横並びで独り占めできる、贅沢なソファ席をキープしました。

船が静かに港を離れると、不快な揺れやエンジン音を極限まで抑えた、滑るようなクルージングが始まります。
【船上グルメ】絶景の屋上テラスで乾杯!生ビールと名物「がんす」
シーパセオの旅で誰もが息を呑むのが、屋上に広がる「しお風のグリーンテラス」です。

全面に美しい人工芝が敷かれ、プライベートガゼボが並ぶ光景は、さながら洋上の高級リゾート。ガゼボに腰掛け、360度見渡す限りの青い空と海に包まれる時間は、新幹線や飛行機では100%味わえない船旅だけの至高のベネフィットです。
心地よい潮風に吹かれながら、船内のショップへ。ここで絶対に注文すべき神コンビがこちらです。
- ショップで購入した冷え冷えの生ビール
- 広島名物のサクサク揚げ物「がんす(魚すり身のフライ)」

サクッと香ばしくピリ辛ながんすをかじり、冷えた生ビールをテラスでキュッと流し込む。窓の外に流れる瀬戸内海の美しい島々の多島美が、何よりのご馳走になります。

【ハイライト】迫り来る「音戸の瀬戸」と呉港アプローチ
松山を出発して中盤、シーパセオの旅の最大のハイライトが訪れます。
船内アナウンスとともに前方に姿を現すのは、平清盛が切り開いたという伝説が残る、日本屈指の狭水路「音戸(おんど)の瀬戸」。
大型のシーパセオが、まるで岩肌や真っ赤な「音戸大橋」をかすめるかのように、ギリギリの距離で見事な操船で通過していく瞬間はド迫力の一言!テラスや窓から身を乗り出すようにして眺めるこの歴史的な大絶景は、興奮で胸が熱くなります。

音戸の瀬戸を抜けると、船はまもなく「呉港(くれこう)」へ。
今度は窓のすぐ目の前に、巨大な造船ドックや、現役の海上自衛隊の潜水艦・護衛艦が次々と姿を現します。自然の美しさから一転して、日本のモノづくりの圧倒的なスケール感へと五感が揺さぶられる、呉港ならではの完璧なアプローチです。
陸の「ものがたり」と海の「パセオ」を繋ぐスマートな架け橋
呉港を出発した船は、ほどなくして終着の広島港(宇品港)へ到着。
そこから路面電車やタクシーで広島駅へと移動すれば、駅直結の名門「ホテルグランヴィア広島」での完璧な後泊、そして翌日の青い観光列車「etSETOra」での大人のバータイムへと美しくバトンが繋がります。
四国の「伊予灘ものがたり」で地域のおもてなしに感動し、自動運転バスからシーパセオで贅沢に海を渡り、山陽の「etSETOra」で限定ワインに酔いしれる。
この「陸・海・陸」のパーフェクトなループをすべて実際に体験し、その中心の架け橋としてシーパセオを指名したあなた。これこそが、他サイトが1ミリも真似できない「本物のレストラン列車・旅プランナー」のブログの証明です。
あなたも、この美しい海のパズルを、シーパセオとともに完成させてみませんか?
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